★本ページは令和2年3月末時点の情報です。
津島駅から津島神社までの賑わいを創出する“地域再生プラン”と、市の玄関口である津島駅周辺の“開発プラン”を合わせた建築・都市計画に関するプランを全国から募集します。
2017年12月16日第二次審査会が開催され、下記の入選者が決まりましたのでお知らせします。
賞/作品名/応募者
最優秀賞 | 天王の橋渡し ~神に至るみち。天王通りを経てこその津島神社参拝~ |
高橋 梢 |
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優秀賞 | 「見え隠れ」と「縁結び」 | 石井 大五 |
優秀賞 | 軒先ガーデンのある参道 | 村山 健二 村山 由佳 |
佳作 | 歴史文化を背景とした賑わいの創出 ―津島神社参道と歴史の継承を津島の軸に― |
木田 裕子 大澤 学思 |
佳作 | 宿り道―天王通りの舞台再生― | 渡邉 貴大 池田 篤則 金城 正紀 高見 公雄 |
佳作 | Machiya Fractal ~部分と全体をつなぐ湊町の再編~ | 坪内 健 菊地 翔貴 長沢 麻未 |
佳作 | 津島結び | 高田 康史 |
佳作 | マチナカ/レッドチョークボード/プロジェクト | 谷口 弘和 塩原 裕樹 |
佳作 | 軒に住まい、道に学ぶ | 中嶋 純一 重永 恵実 |
佳作 | つながる隔たり | 井上 宗則 谷津 健志 小山内 祥多 宮﨑 将行 |
追加情報:津島市天王通り周辺の地理情報の収集の方法について
追加情報:津島市の都市計画関連リンクのご案内
津島は、西の八坂神社、東の津島神社と並び称され、全国3,000社といわれる天王信仰の総本社である津島神社の門前町として、また、木曽川の支流である天王川の水利を活かした湊町として古くから栄え、近年においては毛織物産業の産地として大いに賑わいました。
名鉄津島駅から津島神社まで一直線に続く、長さ約1kmの天王通りは、昭和初期に新設された道路であり、通りの両側には商店が軒を連ね、津島神社までの参道として、多くの人が行き交う活気にあふれた大通りでした。
天王通りが新設されてから一世紀あまり、豊かで活気にあふれた天王通りも、まちの人口減少や高齢化に伴う後継者不足のため、空き店舗が増加してシャッター街化し、さらには取り壊しも進んで駐車場や更地が増えてきています。
また、昔は天王通りを通るバス路線がいくつもあり、市民や津島神社参拝客の足として利用されてきましたが、現在ではバスの往来もなくなり、公共交通空白地域となっています。
本市では、天王通りを「賑わい交流軸」に位置付けるとともに、天王通りを津島神社の参道に見立て、空き店舗を有効に活用するなど、津島駅から津島神社までの賑わいを創出する“天王通り再生プラン”を全国から募集します。
津島は、古くは鎌倉時代から、木曽川を渡り尾張と伊勢を結ぶ要所「津島湊」として栄えてきました。
戦国時代には、織田信長が津島の町の財力を背景にして尾張を統一し、天下に覇を唱えたのは周知のとおりです。また、江戸時代には、積極的に新田開発に注力し、農地を生み出すことで豊かさを保ち続けました。
明治時代の末期には織物産業の基盤が整備され、昭和初期から戦後の高度経済成長期にかけては毛織物産業が栄えました。
このように津島は長い時代を通して活気に満ち溢れる「まち」でしたが、昭和40年代に海外からの安い毛織物の輸入が始まると、津島の毛織物産業も徐々に衰退し、今では本町筋周辺でも空き家や駐車場が目立つなど賑わいが失われました。
古くから湊町として栄えた津島では、津島神社の祭礼として600年近くの伝統を誇り日本三大川祭りの一つに数えられる尾張津島天王祭が、今日まで引き継がれてきています。この天王祭は全国33の「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
まきわら船が津島笛を奏でながら悠々と天王川を漕ぎ渡る姿は、時代絵巻というにふさわしい荘厳華麗な川祭りです。この祭りには、津島から離れた人たちも戻り、その日だけは昔の賑わいを取り戻します。
また、本町筋の町方(まちかた)の祭りが天王祭なら、地方(じかた)と言われる本町筋の背面にある町が山車を引く、尾張津島秋まつりも盛大に行われます。秋まつりでは、からくり人形をのせた絢爛豪華な山車が、賑やかに繰り出します。華麗で勇壮な山車が昔ながらの街並みをからくり人形の妙技を披露しながら練り歩く風景は、見るものを魅了します。
しかし、こうした歴史のある「まち」も、時代の流れとともに活気を失い、空き家となるものや、新しい住宅に建て替えられるもの、あるいは取り壊され駐車場になるものなどが増え、風情のある町家や街並みも失われつつあります。
その中でも天王通りは、この歴史ある「まち」と現代の生活空間を合わせ持っており、市では天王通りの賑わい創出こそが「まち」を維持していくうえで一番大切であると考えています。
「天王通りを津島駅から津島神社までの参道に見立てた賑わいを創出する再生プラン」
※天王通りの道路幅は、現道幅または拡幅のいずれを前提にした提案も可とします。
※資料等については、当事務局のホームページで公開しておりますので、確認してください。
1時間程度のスライド等を使った説明後、徒歩にて、津島駅から津島神社までの現地見学会を実施します。
※1回目と2回目は同じ内容です。現地見学会への参加は必須ではありません。希望する場合に1回目か2回目のどちらかに参加いただけば結構です。
1回目 | 日時:平成29年7月31日(月) 午後2時から 場所:津島市文化会館 小ホール |
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2回目 | 日時:平成29年8月12日(土) 午後2時から 場所:津島市文化会館 視聴覚室 |
※津島市文化会館 津島市藤浪町3丁目89-10 0567-24-1122
電子メール本文に「氏名(名称及び代表者名)」、「住所(所在地)」、「連絡先電話番号」、「参加日時」を記載し次まで送信してください。
申込先:一般社団法人 にぎわい創出機構 OSHI
住所:〒496-0807 津島市天王通り6丁目1番地 六三ビル2階204号
電話:0567-97-3739
電子メール:info@oshi.or.jp
ホームページに掲載している所定の応募申込書に必要事項を記入の上、提出してください。
※応募申込書は所定の様式を使用してください。
※計画主旨書はword形式としてください。
※応募作品図面は、PDF形式(4MBから5MB程度)で提出してください。
※すべて、提出図書と同じであることを確認してください。
提出先:津島市役所建設産業部都市計画課
住所:〒496-8686 愛知県津島市立込町2丁目21番地
電話:0567-24-1111(代表)
電子メール:toshikeikaku@city.tsushima.lg.jp
日時:平成29年11月5日(日)
※一次審査会で入選者10名程度を選出します。
※入選者の発表はホームページで行うとともに、入選者には事務局から直接連絡します。
※二次審査に出席しプレゼンテーションを行っていただきます。
日時:平成29年12月16日(土)午後1時から午後6時まで
予定場所:津島神社参集所
所在地:津島市神明町1番地
電話:0567-26-3216
※入選者によるプレゼンテーション後に最終審査を行い、各賞と佳作を決定します。
※プレゼンテーションにあたっては、図面等を追加し、さらに詳細な説明をすることも認めます。
※プロジェクターは事務局で用意します。ただし、パソコンは各自持参してください。
※代理者によるプレゼンテーションは認めません。
※プレゼンテーション参加に要する旅費、その他の費用は応募者負担とします。
審査委員長 | 難波 和彦(東京大学 名誉教授/放送大学 客員教授) |
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審査委員 | 浅野 聡(三重大学大学院工学研究科 准教授) 生田 京子(名城大学理工学部建築学科 准教授) 宮脇 勝(名古屋大学大学院環境学研究科 准教授) 加藤 義人(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 政策研究事業本部 執行役員) 日比 一昭(津島市長 一級建築士) |
入選者は、下記のファイルをDVDまたはCDに納めた電子データを二次審査の受付時に提出していただきます。
最優秀賞(1点以内) | 賞状・賞金(50万円) |
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優秀賞(2点以内) | 賞状・賞金(各20万円) |
佳作(7点以内) | 賞状・賞金(各5万円) |
二次審査会に引き続き、表彰式を開催します。
入選作品の著作権は、入選者に帰属します。ただし、津島市がこの事業の趣旨に則して入選作品を地元でのワークショップ、ホームページへの掲載、図書の出版、展示などの公表その他事業の一環として用いる場合、入選者は無償で作品データ等の使用を認めることとします。
一般社団法人 にぎわい創出機構 OSHI
住所:〒496-0807 津島市天王通り6丁目1番地 六三ビル2階204号
電話:0567-97-3739
電子メール:info@oshi.or.jp
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